ケア・福祉について相談したい:公認心理師、臨床心理士

監修 独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科 医長 長谷川一子先生

「公認心理師」は、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって心理的支援が必要な人やその関係者に心理状態の観察、その結果の分析、相談及び助言、指導その他の援助、心の健康に関する知識の教育及び情報の提供を行う、とされています(公認心理師法第1章第1、2条)。

公認心理師法は2017年9月15日に施行され、公認心理士試験を経て文部科学大臣並びに厚生労働大臣名で認定されます。

臨床心理士は、公益社団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定資格であり、公認心理師と同様の役割を担っています。

パーキンソン病の患者さん、ご家族の方へ

精神的な症状へのケア・福祉も拡充が期待されています

パーキンソン病の症状は身体が動きにくくなるほか、精神的に落ち込む、やる気が出なくなるなどの症状がみられることがあります。これは、主に神経伝達物質のドーパミンの減少によるものです。

運動症状のほか、精神的な状態への治療効果を調べるために検査や面接が行われることがあり、公認心理師や臨床心理士が担当することがあります。

また、心の悩みなどについて、お話をじっくり聞いたり、主治医の指示の下で定期的に面接を行うこともあります。

パーキンソン病の症状として精神的な症状が見られることがあります。

パーキンソン病の症状として精神的な症状が見られることがあります。

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