口腔・栄養管理について相談したい:管理栄養士、栄養士

監修 独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科 医長 長谷川一子先生

「管理栄養士」は、「病気の方や高齢で食事がとりづらい方などに個々に合わせて専門的な知識と技術により栄養指導や給食管理、栄養管理を行う役割」を担います。栄養士として一定の経験を積んだうえで受験資格が得られ、厚生労働大臣により免許を受けている国家資格です(栄養士法第1条2)。

「管理栄養士」、「栄養士」は、医療施設、老人福祉施設、介護保険施設、児童福祉施設、小・中学校、行政機関、企業、試験研究機関等で働いています。乳幼児期から高齢期のあらゆるライフステージで、個人や集団へ食事や栄養のアドバイスや、特定給食施設等で献立を立てて食事を提供し、栄養状態の管理を行っています。

パーキンソン病の患者さん、ご家族の方へ

治療を上手に行う視点からも、食べることについて、必要に応じて相談してみましょう

パーキンソン病の経過では、口を動かす機能が落ちてしまうなど、食べることに何らかの影響が出てきます。また、運動機能の状態で食事摂取量を考える必要があったり、薬の服用時間、薬の効き目にも影響することがあります。食事の事で悩みがある場合には、管理栄養士の方たちが食べやすい食事メニューや料理の工夫などのアドバイスをしてくれますので相談してみましょう。薬と食事の事が心配であれば薬剤師にも確認してみましょう。

最近は、病院や地域で食事に関する講習会が開催されていることがあります。機会があればぜひ参加してみましょう。

食べやすい食事メニューや料理の工夫などをアドバイスします。

食べやすい食事メニューや料理の工夫などをアドバイスします。

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