治療について相談したい:薬剤師

監修 独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科 医長 長谷川一子先生

「薬剤師」は、「調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることにより、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するもの」とされています(薬剤師法第1章総則第1条)。

薬剤師は、医師、歯科医師の処方せんに基づいて、調剤を行います。発行された処方せん通りに服用して問題がないか、重複した薬や、飲み合わせの問題はないかなどを確認し、確認事項があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師に問い合わせ、確認した後に調剤します。患者さんには、処方された薬の効果、飲み方や注意する副作用などを説明し、適切に薬物療法を行えるように情報を提供します。

パーキンソン病の患者さん、ご家族の方へ

何かあった時に相談できる、かかりつけの薬局を持ちましょう

パーキンソン病の治療は、薬物療法により体調を長い間維持することができるようになりました。しかし、治療薬は効果とともに副作用が出てしまうこともあり、薬の服用には十分な理解が必要になります。不明な点、気になる点があった時は薬局・薬剤師に積極的に相談してみましょう。

治療薬には、効果だけでなく副作用を生じることがあるので、何か起きた時にはどうすればよいかを聴けるようにしておきましょう。
他の病気が重なった時も同じ薬局で処方を受けていると、飲み合わせの確認ができます。

かかりつけ薬局があることで、薬の管理がわかりやすくなります。

かかりつけ薬局があることで、
薬の管理がわかりやすくなります。

関連情報