Vol.07 あなたは今年何回、咲きましたか?

現存する日本最古の歴史書「古事記」は、笑うという言葉が日本で初めて使われた書物でもあります。もっとも当時は、「笑」ではなく「咲」という字の旧字が使われていました。
笑顔には、満開の花に通じる喜びがあったのでしょう。
笑う門には福来る、という諺でも分かるように、古来より笑いは、福をもたらすものとされてきました。今、全国各地に残っている笑いに関する祭事にも、日常の苦労や苦痛から解放という意味合いがあるようです。確かに笑うと、気持ちがスッキリしますし、ストレス解消にもなりますよね。

最近では、笑いの医学的な効用について注目する動きがあります。広く、多くの学者が研究中で、ひとの免疫細胞の活性化に効果があることが、次第に分かってきました。それによって、リウマチの痛みを和らげたり、がん治療への応用など、実際に成果をあげている医療施設もあるようです。また米国では、笑いによって心筋梗塞の発作を少なくしようという研究も行なわれています。兎にも角にも、笑いは心の栄養源。それにはつくり笑いではダメ。大声を出して、心から笑うことが大切なのです。皆さま、どうぞ来年も、笑顔を咲かせて健やかにお過ごしください。

掲載年月 1997年12月

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