Vol.22 平成のお雛さまはかくれ肥満?

3月3日は桃の節句、女性のお祭です。
ところで近年、ひな人形の顔が、ふっくらとした平安美人から目鼻立ちのはっきりした現代美人に変わってきているのだとか。
女性にとって、理想の美人像も年々ほっそり型になっているようです。
事実、厚生省の国民栄養調査によると、現在20代女性のうち実に半数近くの人が「やせ型」に。一方、ある大学の調査では、やせ型の女子学生の50%以上が、体脂肪を抱えこむ「かくれ肥満」だったというデータもあります。この原因、どうやらダイエットによる偏った食生活にもあるようです。

人の体は、食べるのを我慢すればするほど少量の食事でたくさんの体脂肪を蓄積しようとします。無理な減量は肥満を導くことにもなり得るのです。「ダイエット」の原義は「1日の食事」。つまり、食べないことではなく毎日バランスよく食べること。例えば糖分は、脳や筋肉にとっては唯一のエネルギー源です。減量のためと糖分を断っていては仕事も勉強もはかどりませんよ。また、血中の脂質を低下させるEPAが多く含まれる青魚なども上手に摂りましょう。もちろん、食事はよく噛んで時間をかけて食べること。消化促進だけでなく過食防止にも効果的です。食事の基本はおいしく、楽しく、バランス良く。きちんと食べて、本当の美しさを目指してくださいね。

【注釈】
  ※中央省庁再編により、厚生省は2001年より厚生労働省に名称変更しました。
  ※「やせ型」の基準値が変更されており、平成20年の基準では、女性の22.5%が「やせ」に分類されています。

掲載年月 2000年03月

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