Vol.30 オナラの我慢はタブーです。

父の日を忘れられた悲しいお父さん。
原因は、臭いと言われても「屁」とも思わぬアノ行為のせいかも。
そこで今回はオナラのお話です。
近頃、オナラが臭くなってきた、と感じる方はいませんか?
実はこれ、消化器官が老化している証拠。年齢によるものだけでなく、肉食中心の食事やストレスの多い生活などで胃腸が弱ると、体内ガスは臭くなります。オナラのニオイは、体の中から届くSOS。あまりにニオイがきつい時は、大腸ガンの恐れもあるので要注意です。日頃から、ヨーグルトや海藻、納豆などで胃腸の善玉菌をしっかり補給してあげましょう。

また、「屁1つは薬千服に向かう」という諺もあるほど、我慢は禁物です。オナラを溜め込むと、ガスが血液中に溶け込んで全身を駆け巡り、様々な病気の原因に。さらに、一部のニオイ成分は呼気となって口から外へ。思わぬ口臭の原因になります。それでも、なるべくオナラを減らしたいという方へ。対策としては、ゆっくりとよく噛んで食べる、炭酸飲料をひかえるなど、要は飲み込む空気の量を抑えることです。ともあれ、オナラだってニオイがなければ罪も半減するというもの。日々頑張っている胃腸にも、善玉菌のプレゼントをお忘れなく。

掲載年月 2001年06月

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