Vol.42 腰を据えて、腰のケアを。

季節は梅雨。
こんな季節の変わり目には、腰が痛くて辛いという声をよく聞きますね。
腰痛は、国民が悩む症状の中で、最も多い症状です。
原因の多くは筋肉や背骨の異常によるもの。
ほかに、腎臓などの内臓疾患や、ストレスをはじめとする精神的なものなどがあります。とはいえ、腰痛は日頃の心掛けで予防することができます。ちょっとしたアイデアで、腰への負担が少なくなることもあるんですよ。例えば、長時間立ったままの時は15cmくらいの台に片足ずつ交互に乗せておくと、筋肉の緊張をやわらげることができます。また、重い物を持ち上げる時は、ひざを曲げてから慎重に。一度試してみてくださいね。

実際に腰に痛みを感じた時は、お医者さんに相談することも大切。“年のせい”などとあきらめている場合でも、治療をすれば意外とラクになるケースもあるんですよ。「腰部脊柱管狭窄症」もそのひとつ。これは、足や腰のしびれや痛みのために、休み休みにしか歩けないというのが主な症状です。治療によって血液の流れを良くすることで、症状が改善する場合があるので、心あたりがある方は、お医者さんに相談してみてはいかがですか。腰は、体の要。毎日の心掛けを忘れずに、元気に夏を迎えましょう。

掲載年月 2003年06月

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