Vol.60 あなたの姿勢が気になります。

今、どんな姿勢でこの新聞を読んでいますか。
椅子に座りながらというあなた、背中を丸めたり頬杖をついたりしていませんか。悪い姿勢を続けていると、体が歪んでしまいますよ。
足を組んだりあぐらをかくのも、前後左右の筋肉のバランスを崩すもと。座り姿勢は立ち姿勢に比べて1.4倍もの負担が腰にかかると言われており、姿勢が悪いと腰を支える骨盤にまで影響を及ぼします。体が歪むと、肩こりや腰痛の原因になるだけでなく、放っておくと視力低下や冷え症などを引き起こすことも。また、新陳代謝が悪くなり、腰回りに脂肪が付きやすくなるので要注意です。

ここで、簡単な体の歪みチェック法をご紹介。仰向けに寝転んで両足を肩幅に開き、リラックスします。その時、爪先の傾き加減に左右差があると、体が歪んでいる証拠。また、歩いているうちにスカートが回ったり、靴底の減りが片方だけ早いのも歪みのサインです。普段から正しい姿勢を心がけるのはもちろん、荷物を持つ手やズボンを履く時に先に入れる足など、日常の動作を左右交互にすることが、歪み予防になります。また、大股で歩くのも効果的。背骨と骨盤をつなぐ筋肉を鍛え、骨盤の歪みを修正します。さあ、健康に前向きな姿勢で、すこやかな秋をお過ごしください。

掲載年月 2007年10月

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