Vol.65 フラつかない 生活力を。

最近、つまずいたり転んだりしたことはありませんか?
よくあるという方は、バランス力が低下しているのかもしれません。
人間は常にバランスを取りながら歩いたり走ったりしています。
転ぶということは、人間が本来持っているさまざまな調整機能が
うまく働いていないということ。また、脚力が弱っていることも考えられます。全身の筋肉の2/3は下半身に集まっており、上半身よりも衰えやすいとか。お尻がたれて太ももとの境目がわからなくなるなど、体型の崩れが表れたら要注意。高齢になるにしたがい、転倒の危険性が高まるので、特にお気をつけください。

バランスを取る動作には、脳が深く関わっています。脳の活性には、運動時に筋肉から発せられる刺激が大きな役割をはたすので、運動量が減ると脳の働きが鈍ってしまいます。ウォーキングなどで運動量を保つのが、筋力維持にもなり理想的。しかし時間がない方は、生活の中で簡単なトレーニングを。例えば、すぐに体を支えられる壁際などで30秒間の片足立ちを左右交互にする。エスカレーターより階段を使う。また、意識して姿勢を正すだけでも、色々な筋肉を使うことができますよ。日頃からこまめに体を動かして、フラつかない生活を送りませんか。

掲載年月 2009年05月

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