パーキンソン病患者さんのためのリハビリキッチン

パーキンソン病患者さんのためのリハビリレシピ

リハビリ監修:作業療法士 廣瀬哲司先生/理学療法士 岡本香菜子先生
レシピ監修 :株式会社おいしい健康 管理栄養士

キッチンで料理しながらたのしくリハビリテーション

ご自宅でもできる、料理をテーマにしたリハビリテーションをご紹介します。

料理はいくつかの動きが組み合わさっているので、その動き一つひとつを意識することがリハビリになります。 まずは動画をみて「おいしそう」「食べてみたい」と思うメニューから体調に合わせて試してみてください。

できる動きを確認しながら、ご家族や介護の方と一緒に料理してもいいでしょう。 料理を通じてたのしい時間を共有するだけでなく、「次も試してみよう」と思えるようなリハビリの一つになれば幸いです。

メニュー 一覧

チキンカレー

    スパイスの香り豊か
    本格スパイシーチキンカレー
    再生時間 2分20秒

●メニューの紹介
スパイスで作る本格チキンカレー。しっかり飴色になるまで炒めた玉ねぎのコクとスパイスの香りで嗅覚と食欲を刺激します。また、同じ材料でつくる時短カレーの工夫も紹介します。

●リハビリポイント
材料を炒めたり煮るときに、木べらを腕(ひじから)全体でまわす、左右の手に持ち替えて動かすことを意識すると、上半身をつかう運動になります。

ふくさ寿司

    ハレの日にも
    ふっくらおいしいふくさ寿司
    再生時間 2分28秒

●メニューの紹介
ちらし寿司を薄焼き卵で包んで仕上げるふくさ寿司。見た目の華やかさはおもてなしにもおすすめの一品です。また、同じちらし寿司を錦糸卵(薄焼き卵を細切りにした)でかざるアレンジも紹介します

●リハビリポイント
すし飯を混ぜる、具材を混ぜる動きは意識して腕全体を使ってみましょう。薄焼き卵で、ちらし寿司をくるむ動きも普段は使わない手の動きとして紹介しています。

焼きぎょうざ

    たくさん作ってみんなで食べたい
    ジューシーな焼きぎょうざ
    再生時間 2分20秒

●メニューの紹介
ひとくち食べると、ジューシーな肉汁が広がる焼きぎょうざ。ぜひ、たくさん作って皆さんでお楽しみ下さい。

●リハビリポイント
材料をこねる、ぎょうざを包む動きがポイントです。包み方は2種類ご紹介しますので、やりやすいパターンでチャレンジしてみて下さい。

スイートポテト

    ほくほくなめらか
    懐かしくやさしいスイートポテト
    再生時間 2分23秒

●メニューの紹介
やさしい甘みとなめらかな食感のスイートポテト。さつまいもは食物繊維をしっかり含む食材です。 卵や砂糖をプラスして栄養もしっかり補給。

●リハビリポイント
切る動作では、ゆっくりと肩や肩甲骨の動きを意識し、脇を締めて行うことがポイントです。さつまいもを潰すときは、左右の腕を使いましょう。

パーキンソン病患者さんのご家族・介護を行う方へ

常日頃から患者さんに寄り添い、介護されているご家族の皆さまが、患者さんと一緒にリハビリを楽しんでいただけるものは何か?を考えたとき、「毎日の生活に欠かせない『料理』をリハビリにできたら」という想いでご用意いたしました。
ぜひ、日々のリハビリにご活用いただき、できあがった料理を皆さんで囲んで召し上がってください。

おうち料理での大切なリハビリポイント

1.気持ちよくできる環境を整えること

2.いつもよりちょっと違うことができた達成感を感じられること

3.気軽に取り組む習慣ができること

4.利き手ばかりでなく、上半身を満遍なく使う方法で調理すること

料理をすることで、病院や外来、訪問でのリハビリとはまた違った動作も行うことができ、「おいしいものを食べる」機会を失わず、日常の自立度を維持するために大切な習慣になることでしょう。
ぜひ、実践してみてください。

関連情報